「掃除、めんどくさい…」
「やらなきゃいけないのは分かっているけど、なかなかやる気が出ない…」
掃除がめんどくさいと感じるのは、あなただけではありません。多くの人が、掃除をめんどくさいと感じています。
でも、大丈夫!めんどくさがりさんでも、ちょっとした習慣や便利なグッズを活用することで、楽にキレイを保つことができるんです。
この記事では、掃除がめんどくさいあなたへ、楽にキレイを保つための習慣や、おすすめの便利グッズなどを解説します。
- 掃除がめんどくさいと感じる理由と放置するリスク
- 掃除がめんどくさい人でも実践できる5つの簡単習慣
- 掃除がめんどくさい時に役立つおすすめ便利グッズ
この記事を読めば、あなたも「掃除、めんどくさい…」から卒業できるかも!?
「めんどくさい」を解消して、楽にキレイな部屋を手に入れましょう!
掃除嫌いさん必見!ズボラでも続く、キレイを保つ秘訣

「あー、掃除しなきゃ…でも、面倒くさいなあ」「どうして、私はこんなに掃除が嫌いなんだろう…」
そんな風に感じてしまうことはありませんか? 掃除が好き!という人は、もしかしたら少数派かもしれません。多くの人にとって、掃除はできれば避けたい家事の一つではないでしょうか。
でも、どうして私たちは掃除を「嫌い」だと感じてしまうのでしょう? まずは、その理由を少し探ってみることから始めましょう。自分の気持ちを理解することが、解決への第一歩になるかもしれません。
掃除が嫌いになる理由
掃除が苦手、あるいは嫌いだと感じる理由は人それぞれですが、よく聞かれるのはやはり「面倒くさい」という気持ちではないでしょうか。掃除には、道具を準備したり、家具を動かしたり、細かい場所を拭いたり…と、何かと手間がかかるイメージがありますよね。時間もかかるし、考えるだけで億劫になってしまう、という声も多いです。
また、掃除は意外と体力を使う作業でもあります。掃除機をかけたり、お風呂をこすったり、重いものを動かしたり…終わる頃にはどっと疲れてしまう、という経験がある方もいるでしょう。
そして、「汚い」という感覚も、掃除を遠ざける大きな理由の一つです。ホコリや髪の毛はもちろん、キッチンの油汚れや浴室のカビ、トイレの汚れなど、直接触れることに抵抗を感じるのは自然なことかもしれません。
さらに、せっかく時間をかけてきれいにしても、またすぐに汚れてしまう…という現実に、達成感を得にくく、やる気を削がれてしまう、という側面もあります。「どうせまた汚れるし」と思ってしまうと、なかなか重い腰が上がりませんよね。
一方で、きれい好きゆえに「やるからには完璧に!」と意気込みすぎてしまうタイプの方もいます。完璧を目指すあまり、掃除のハードルが自分の中でどんどん高くなってしまい、結局「全部できないなら、やらない方がまし…」と、始める前から諦めてしまうケースです。
加えて、現代人は忙しいですから、限られた自由時間を、掃除よりも自分の趣味や好きなこと、あるいは休息に使いたい、と考えるのは当然のこと。掃除の優先順位が、他のやりたいことよりも下がってしまうのは、仕方のないことかもしれません。
掃除嫌いでも大丈夫! 発想を変えるためのヒント
「掃除は大変で面倒なもの」という、自分の中に根付いてしまっている思い込みを、一度手放してみませんか? 確かに、大掃除のように一度に全部きれいにしようとすれば大変です。でも、毎日少しずつ、簡単な掃除をこまめに続けるだけでも、ひどい汚れが溜まるのを防ぎ、十分キレイな状態を保つことは可能です。「大変なもの」ではなく「軽いもの」と捉え直してみましょう。
次に大切なのが、「完璧」を求めないことです。前述の通り、完璧を目指すとハードルが上がり、挫折しやすくなります。「今日はここだけ」「まあ、8割くらいキレイになれば十分かな」という、ゆるい気持ちで取り組むことが、継続のコツです。無理なく続けられる範囲で、自分なりの合格ラインを設定しましょう。
そして、少しでも掃除の時間をポジティブなものに変える工夫をしてみるのも効果的です。例えば、大好きなアーティストの音楽をかけながらノリノリで掃除する、見た目もお気に入りのちょっと良い掃除道具を揃えてみる、掃除が終わったら好きなスイーツを食べる、など、自分なりの「楽しみ」や「ご褒美」を用意するのです。「やらなきゃいけない」義務感から、「ちょっと楽しいこと」へと、掃除に対するイメージを少しずつ変えていくことができれば、気持ちも楽になりますよ。
「掃除が嫌い」というレベルの方は、下記の記事で考え方を変えるヒントをご紹介しています。
掃除嫌いさんでも実践できる! 7つの簡単キレイキープ術

「掃除が苦手な私でも、具体的にどんなことをすればいいの?」
掃除があまり得意でない方でも「これならできそう!」と思えるような、簡単なキレイを保つための秘訣を7つご紹介します。
キープ術1:物の定位置を決める
掃除嫌いさんにとって、散らかりにくい部屋を維持することは、キレイを保つためのとても重要な第一歩です。
物の定位置を決める
部屋が物で散らかっていると、それだけで気分が滅入りますし、いざ掃除をしようと思っても「まずは片付けから…」と、余計な手間が増えてさらにやる気が削がれてしまいますよね
まず大切なのは、家にある一つ一つの物の「住所」、つまり定位置を具体的に決めてあげることです。「リモコンはテーブルの上のこのトレイ」「鍵は玄関のキーフック」「読みかけの本はベッドサイドの棚」「脱いだ上着はこのハンガーラック」といった具合に、すべての物に帰る場所を用意してあげましょう。
収納スペースを確保する
適切な収納スペースを確保することも重要です。
もしスペースが足りなければ、おしゃれな収納ボックスやカゴなどを活用したり、この機会に「もしかして、これって最近使ってないかも?」という不要な物を見直して手放したりするのも良い方法です。
物が収納場所から溢れている状態だと、定位置を決めても結局散らかってしまいます。
「出しっぱなし」を防ぐ
「使ったら、すぐに元の場所に戻す」という習慣を身につけることです。
「後でまとめて片付けよう」と思ってつい出しっぱなしにしてしまうと、一つ、また一つと物が増え、あっという間に部屋は散らかってしまいます。使い終わったら、すぐに決めた定位置へ戻す。これを意識するだけで、「出しっぱなし」を防ぎ、部屋が散らかる大きな原因を取り除くことができます。
キープ術2:「ついで掃除」を習慣に
「掃除のための時間をわざわざ取るのが面倒…」と感じる方に特におすすめなのが、「ついで掃除」を習慣にしてしまうことです。
「ついで掃除」を生活の中に取り入れることで、汚れが大きく溜まってしまう前にこまめに対処できます。そのため、結果的に本格的な掃除の手間を減らし、楽にキレイな状態をキープしやすくなります。
歯磨きをしながら洗面台を拭く
毎朝の歯磨きの時間を利用するのはいかがでしょうか。
洗面台に飛び散った水滴や歯磨き粉の跡などを、近くに置いておいたクロスやティッシュでサッと拭き取る。ほんの少しの手間ですが、これを習慣にするだけで、洗面台のきれいさを保ちやすくなります。
シャワーを浴びながら浴室の壁を軽くこする
お風呂でシャワーを浴びるついでに、石鹸カスが付きやすい壁やドアの内側、浴槽のフチなどを、スポンジで軽くこすっておきましょう。
お湯で汚れが緩んでいる状態なので、力を入れなくても比較的楽に汚れが落ち、水垢やカビの予防に繋がります。
トイレを使った後に便座をトイレットペーパーで拭く
トイレを使用した後、便座や気になる部分をトイレットペーパーでサッと一拭きする。これも立派な「ついで掃除」です。
除菌スプレーなどを併用すれば、さらに衛生的。この一手間が、トイレの清潔感を維持するのに役立ちます。
料理をしながらコンロ周りに飛び散った油を拭き取る
キッチンで料理をしている最中に、コンロ周りに油がはねたり、調味料をこぼしてしまったりしたら、「後でやろう」と放置せず、その場ですぐに拭き取ることを心がけましょう。
汚れは時間が経てば経つほど、固まって落ちにくくなります。「すぐ拭く」が、キッチンをきれいに保つ重要なポイントです。
テレビを見ながらテーブルの上のホコリをハンディモップで取る
リビングでテレビを見てリラックスしている時間も、「ながら掃除」のチャンスです。
例えば、コマーシャルの合間などに、手の届く範囲にあるテーブルの上や棚のホコリを、近くに用意しておいたハンディモップでサッと取る。これなら負担なく続けられそうですよね。
このように、「掃除をするぞ!」と意気込む必要がない「ついで掃除」や「ながら掃除」は、心理的なハードルが低く、掃除嫌いさんでも無理なく続けやすいのが最大のメリットです。
キープ術3:汚れやすい場所を重点的に
家の中でも特に汚れやすい場所をリストアップし、そこだけでもキレイをキープすることを目標にしてみましょう。
すべてを完璧にこなそうとせず、ポイントを絞ってアプローチすることで、掃除の負担を減らしつつ、気持ちの良い住空間を維持しやすくなります。
キッチン
毎日の料理で使うキッチンは、油汚れ、水垢、食材カスなど、様々な種類の汚れが混在する場所です。
特に、シンクのぬめりや水垢、コンロ周りの油はねや焦げ付き、そして換気扇にこびりつく頑固な油汚れは、放置すると落とすのが大変になります。これらを重点的に、汚れが軽いうちに対処することが大切です。
浴室
湿気が多くカビの温床となりやすい浴室は、特に注意が必要なエリアです。
浴槽につく皮脂汚れや石鹸カス、床や壁に発生するカビやピンクぬめり、排水口に溜まる髪の毛やぬめりなど、衛生面で気になる汚れが多く発生します。これらの場所は、日々の簡単な掃除や換気で、汚れが深刻化するのを防ぎましょう。
トイレ
清潔さが最も求められる場所の一つであるトイレ。
便器の内外に付着する黄ばみや黒ずみ、尿石、そして床や壁への目に見えない飛び散り汚れや、それに伴う臭いなどが主な悩みでしょう。便器本体だけでなく、便器と床の境目や壁の下部なども、意識して掃除したいポイントです。
洗面所
洗面所も水を使う頻度が高いため、洗面ボウルや蛇口周りには水垢や石鹸カスが付きやすいです。
鏡も、水はねや歯磨き粉の飛び散りなどで汚れがち。これらの汚れは、放置すると白く固まって目立ってしまうため、気づいた時にサッと拭き取るなどの「ついで掃除」が効果的です。
玄関
家の出入り口である玄関は、外から持ち込まれる砂、土、ホコリなどがたたき(床)に溜まりやすい場所です。
特に雨の日は泥汚れも気になりますね。また、靴を収納する靴箱の中も、靴裏の汚れや湿気で汚れやすいので、定期的に中を掃除し、清潔に保つことが大切です。
キープ術4:便利な掃除グッズを活用
便利な掃除グッズを、自分のライフスタイルや掃除したい場所に合わせて上手に取り入れることで、「やらなきゃ…」という掃除の負担感を減らし、もっと気軽に、そして楽ちんにキレイを保つことができます。
使い捨て掃除シート
床用、トイレ用、キッチン用、窓用など、様々な場所専用の使い捨てシートは、手軽さナンバーワン。
洗剤を用意したり、雑巾を洗って干したりする必要がなく、汚れたらそのままポイっと捨てられるのが最大の魅力です。拭くだけでホコリや軽い汚れが取れるので、掃除時間を大幅に短縮できます。
マイクロファイバークロス
雑巾代わりにぜひ使ってみてほしいのが、マイクロファイバークロスです。
非常に細かい繊維でできており、吸水性や速乾性に優れているため、拭き掃除の効率が格段にアップします。洗剤を使わなくても汚れをしっかり絡め取りやすく、拭き跡も残りにくいのが特徴。
洗って繰り返し使えるので、経済的な点も嬉しいポイントです。
メラミンスポンジ
白いスポンジでお馴染みのメラミンスポンジは、洗剤を使わずに水だけで汚れを落とせる優れもの。
特に、シンクや蛇口周りの水垢、茶渋、軽い油汚れなどに効果を発揮します。消しゴムのようにこするだけで汚れが落ちるので、手軽に気になる部分をきれいにできます。(※素材によっては傷つくことがあるので、目立たない場所で試してから使用しましょう)
ハンディクリーナー
「ちょっと髪の毛が落ちてるな」「パンくずがこぼれちゃった」という時に、わざわざ大きな掃除機を出すのは億劫ですよね。そんな時に大活躍するのが、コードレスタイプのハンディクリーナーです。
軽くて持ち運びやすく、気づいた時にサッと取り出して使えるので、こまめな掃除が苦になりません。
ロボット掃除機
「床掃除は機械にお任せしたい!」という方には、ロボット掃除機がおすすめです。
スイッチひとつで、あるいはタイマー設定しておけば、留守中や寝ている間に自動で床のホコリやゴミを吸い取ってくれます。掃除機をかけるという行為そのものから解放されるため、忙しい方や、掃除をとことん楽したい方にとっては、非常に心強い味方となるでしょう。
キープ術5:掃除のハードルを下げる
「やるからには、隅々までピカピカにしなきゃ!」そんな風に、無意識のうちに自分に高い目標を設定してしまっていませんか?
完璧主義を手放し、「これくらいならできるかな」と思えるレベルまでハードルを下げること。これが、掃除嫌いさんでも「続けられる」ための、とても大切な考え方なのです。
毎日掃除機をかけなくても、週に2~3回でもOK
「掃除機は毎日かけなきゃダメ!」なんてことはありません。もちろん、毎日かけられれば理想的かもしれませんが、忙しい日々の中でそれを実行するのはなかなか大変ですよね。
例えば、掃除機がけは週に2~3回と決め、他の日はフローリングワイパーでサッとホコリを取るだけにする、というように、自分ができる範囲のルールを作ってみましょう。完璧な頻度を目指すよりも、無理なく継続できるペースを見つけることが重要です。
毎回、浴室全体を掃除しなくてもOK
お風呂掃除も、毎回浴槽から壁、床、天井まで全部をきれいにしようとすると、かなりの時間と労力がかかります。
これも、「今日は浴槽だけ磨こう」「明日は排水口周りと床を重点的にやろう」「週末に壁を拭こう」というように、掃除する場所を日によって分ける「分割掃除」を取り入れるのがおすすめです。
一度に行う作業量が減るため、心理的な負担がぐっと軽くなりますよ。
汚れが気になった時に、サッと拭くだけでもOK
常に完璧な状態を保とうとしなくても、「あ、ここに汚れが…」と気づいた時に、その部分だけをサッと拭き取るだけでも、キレイを維持する効果は十分にあります。
例えば、洗面台に水がはねたらすぐに拭く、テーブルに食べこぼしがあったらすぐに拭く、といった小さなアクションの積み重ねが、汚れの蓄積を防ぎ、結果的に大掛かりな掃除の頻度を減らすことにつながるのです。
キープ術6:モチベーションを維持
掃除への苦手意識を克服するには、いかにしてモチベーションを保つか、という点も重要になってきます。
ほんの少しの工夫で、面倒な掃除の時間を、少しでもポジティブなものに変えていくことが可能です。自分に合った方法を見つけて、楽しみながらキレイをキープしていきましょう。
好きな音楽を聴く
掃除をする時に、自分の好きな音楽をかけるのは、手軽で効果的な方法の一つです。
アップテンポな曲を選べば気分が盛り上がって作業がはかどりますし、お気に入りのアーティストの曲なら、単調に感じがちな掃除の時間も、ちょっとしたライブ気分で楽しく乗り切れるかもしれません。
ご褒美を用意する
「これを乗り越えたら、良いことがある!」と思うと、人間は頑張れるものです。掃除が終わった後に、自分へのご褒美を用意しておくのも、モチベーションを維持するための良い方法です。
「掃除が終わったら、気になっていたカフェの美味しいケーキを食べよう」「週末の掃除を頑張ったら、夜は好きな映画をゆっくり観よう」など、自分が本当に嬉しい、心から楽しめるものをご褒美として設定してみましょう。目標があると、掃除への意欲も湧きやすくなります。
掃除仲間を見つける
一人で黙々と頑張るのが苦手なら、仲間を見つけるのも手です。
最近では、SNSなどを活用して、同じように掃除を頑張っている人たちと繋がることができます。「#掃除記録」「#一日一掃除」などのハッシュタグで検索してみると、たくさんの仲間が見つかるはず。お互いの頑張りを報告し合ったり、励まし合ったり、「いいね!」を送り合ったりすることで、孤独感が薄れ、「自分も頑張ろう!」という気持ちになれるかもしれません。
キープ術7:どうしても無理ならプロに依頼
色々な工夫をしてみても、どうしても掃除をする時間や気力が湧かない時、あるいは、換気扇の頑固な油汚れやエアコン内部のカビなど、自分ではどうにも手に負えない汚れに悩まされている時もあるでしょう。
そんな時は、無理に自分で抱え込まず、プロの力を借りるという選択肢があることも覚えておいてください。
家事代行のメリットとデメリット
ハウスクリーニングの専門業者や、日常的な家事を手伝ってくれる家事代行サービスを利用することには、いくつかのメリットがあります。
まず、自分自身が掃除に費やすはずだった時間と手間を、丸ごと節約できること。そして、プロならではの専門的な知識、道具、技術によって、自分では落としきれなかった汚れも徹底的にきれいにしてもらえること。さらに、「掃除をしなきゃ…」という精神的なプレッシャーやストレスから解放されることも、大きな利点と言えるでしょう。
もちろん、プロに依頼するには費用がかかるというデメリットはあります。
しかし、例えば「年に一度の大掃除の時だけ、水回りだけをお願いする」「忙しい時期だけ、週に一度、床掃除と簡単な片付けを依頼する」というように、サービスを依頼する範囲や頻度を限定することも可能です。
掃除は、必ずしも自分一人で全てを完璧にこなさなければならないものではありません。自分のキャパシティを超えていると感じた時には、外部のサービスを上手に利用することも、賢く快適な生活を送るための一つの有効な手段なのです。
場所別!掃除嫌いさんのための簡単お掃除テクニック

「場所ごとに、もっと簡単にできる掃除方法ってないかな?」「掃除は苦手だけど、最低限ここだけはキレイにしたい!」
そんなお悩みを抱える掃除嫌いさんに向けて、できるだけ手間をかけずに実践できる場所別の簡単なお掃除テクニックをご紹介します。
キッチン。油汚れ、水垢対策
料理をするキッチンは、油汚れや水垢など、気が重くなるような汚れが発生しやすい場所。でも、汚れの種類に合った方法なら、意外と簡単に落とせることもありますよ。
油汚れ
コンロ周りや壁に飛び散ったギトギトの油汚れ。
これには、セスキ炭酸ソーダが役立ちます。水にセスキ炭酸ソーダを溶かし、そこにキッチンペーパーを浸しましょう。そのペーパーを、油汚れが気になる場所に湿布のようにペタッと貼り付けます。
しばらくそのまま置いて汚れが浮いてくるのを待ってから、ペーパーで拭き取れば、ゴシゴシこすらなくてもスッキリします。
水垢
シンクや蛇口についてしまう白いカリカリとした水垢。水垢には、酸性のクエン酸が効果的です。
水にクエン酸を溶かしてスプレーボトルに入れておくと便利ですよ。水垢が気になる部分にシュッと吹きかけ、こちらも少し時間をおいてみてください。その後、スポンジで軽くこすれば、水垢が落ちてピカッとなるはずです。
浴室。カビ、水垢対策
湿気がこもりやすい浴室は、カビや水垢との戦いですよね。カビや水垢も、場所や汚れに合わせた方法で対処しましょう。
カビ
壁の隅やパッキンなどに発生しやすい黒カビ。
まずは市販のカビ取り剤をスプレーして、表示されている時間だけ放置し、その後シャワーでしっかりと洗い流しましょう。
もし、それでも落ちないしつこいカビには、キッチンペーパーにカビ取り剤を染み込ませて、カビの上にパックするように貼り付けてみてください。薬剤が密着して、より効果を発揮しやすくなります。(※換気を忘れず、ゴム手袋やマスクを使用しましょう)
水垢
鏡や蛇口につく白いウロコ状の水垢には、キッチンと同じくクエン酸スプレーが有効です。気になる場所に吹きかけて、少し時間をおいてからスポンジでこすってみましょう。
排水口
髪の毛や石鹸カスが溜まってヌメリや臭いが発生しやすい排水口。
排水口には重曹を使ってみましょう。排水口に重曹を粉のまま振りかけ、その上から熱湯(※火傷や排水管の材質に注意してください)をゆっくり注ぎます。シュワシュワと反応が起きたら、しばらく放置してからお湯で洗い流せば、ヌメリや臭いが軽減されます。
トイレ。黄ばみ、黒ずみ対策
毎日使うトイレも、清潔に保ちたい場所の代表格。気になる汚れや臭いも、簡単な方法で対処できます。
黄ばみ、黒ずみ
便器の内側にこびりついてしまう黄ばみや黒ずみには、まずトイレ用洗剤を使いましょう。
洗剤を汚れに直接かけ、少し時間をおいてからブラシでこすり洗いします。それでも落ちない頑固な汚れには、重曹に少量の水を加えてペースト状にしたものを塗りつけます。しばらく放置してからブラシでこする方法も試す価値ありです。
臭い
トイレのこもった臭いが気になる場合は、寝る前などに重曹の粉をそのまま便器の中にパラパラと振りかけてみてください。そのまま一晩置いておき、翌朝に水を流すだけ。
重曹の消臭効果で、手軽に臭い対策ができます。
リビング。ホコリ、髪の毛対策
家族が集まるリビングは、人の動きが多い分ホコリや髪の毛が溜まりやすい場所。気づいたときにサッと対処できる方法を知っておくと楽ですよ。
ホコリ
棚の上やテレビ周り、照明器具などにいつの間にか積もっているホコリ。
ホコリには、ハンディモップやマイクロファイバークロスが便利です。「掃除しなきゃ」と気負わず、「あ、ホコリがあるな」と気づいた時に、サッと手に取ってなでるように拭くだけでOKです。
髪の毛
フローリングやカーペットの上に落ちている髪の毛やペットの毛は、粘着クリーナー(通称コロコロ)を使うのが一番手軽です。
ペタペタ転がすだけで簡単にキャッチできます。また、ゴム手袋を手にはめてカーペットなどを撫でるようにこすると、静電気で髪の毛が集まってくるので、これも覚えておくと便利な裏技です。
玄関。砂、ホコリ対策
家の顔である玄関も、簡単な掃除できれいな印象を保ちましょう。
砂、ホコリ
外から持ち込まれた砂やホコリは、やはりほうきとちりとりで掃き出すのが基本です。
「ちょっと汚れてきたな」と思ったら、サッと掃くだけでもずいぶん違います。もしホコリが舞い上がるのが気になる場合は、水で濡らして固く絞った新聞紙を細かくちぎってたたきに撒き、それをほうきで集めるように掃いてみてください。
新聞紙がホコリを吸着してくれるので、快適に掃除できますよ。
まとめ
掃除に対する考え方を少し変え、自分に合った楽なやり方を見つけることができれば、掃除嫌いさんだって、十分にキレイで快適な空間を維持することは可能です。
大切なのは、「掃除=大変で面倒なもの」という思い込みを手放し、「完璧じゃなくても大丈夫」とハードルを下げること。
そして、今回ご紹介したような、ちょっとしたコツを取り入れることです。物の定位置を決めて散らかりにくくする、気づいた時にサッと汚れを拭き取る「ついで掃除」を習慣にする、汚れやすい場所だけ重点的にケアする、便利な掃除グッズに頼る、など、7つの簡単キレイキープ術がありましたね。また、場所ごとの簡単な掃除テクニックもご紹介しました。
これらの方法の中から、「これなら自分にもできそうかも」「ちょっと試してみようかな」と思えるものがあれば、ぜひ一つでも良いので、今日からあなたの生活に取り入れてみてください。全部を一気にやろうとする必要はありません。
大切なのは、無理なく、自分にとって心地よいペースで続けられること。そうやって少しずつでも続けていくうちに、きっと「あれ?なんだか前より部屋がスッキリしているかも」「掃除、前ほど苦痛じゃないかも」と感じられる瞬間が訪れるはずです。
楽する工夫をしながら、あなたにとっての快適な空間を手に入れて、もっと心地よい毎日を送りましょう!



